歩きながら 考えて
近くの酒屋でタバコとシャンパンとブルーチーズを買った。
「食わず嫌いだったけど意外とうまいんだよね〜(笑)。」
店をでると、ふと隣の雑貨屋の一角が目に飛びこんできた。
「あれいーじゃん!」
俺にしちゃ気ぃ利いてる。
「ありがとう御座いました。」
シンプルにラッピングされた箱を大事に受け取った。
 
「ただいまっ。」
「寄り道しましたね?」
「ま〜ねっ。」
ばれないように箱を隠した。
「さっビデオの続き見よ!」
 
 
 
 
「悟浄、泣いてます?」
「泣いてねぇよ!」
「結構、感激屋さんなんですね(笑)」
「こー見えて、純真なの。」
八戒がスゲェ優しい目で俺を見た。
あっ、やばい、もう少しだって。
 
11:58pm
「寝る前にちょっと酒付き合えよ!」
「あっいいですね♪」
「今持って来る。」
丁度飲み頃だな。えっとクラコットあったな、さっきのチーズ乗せて。
よしっ!
 
「おまたせ!さっグラス持てよ。」
「どーしたんです?シャンパンなんて...」
「だってスペシャルナイトになるんだからなぁ(笑)」
八戒のヤツ、きょとんってしてやんの。
「おめでと、八戒の誕生日に乾杯!」
「覚えていたんですか!?」
「うん、俺、記憶力超いいから。」
「(笑)」
「なんだよ。」
「ガラじゃないなって。」
「言うと思ったよ。でもよ、最近お前の幸せそうな顔見ていたら、
この暮らしも結構いいなって。」
 
 
「そうだ、これ。」
「なんです?あっもしかしてプロポーズですか?(笑)」
「ぶっ!ちっちが〜〜〜う、開けてみろって。」
「あっ!これ悟浄の趣味ですか?」
「数ある中から、俺が選んだんだ。お前のイメージぴったり、間違いねぇ。」
「ありがとう、悟浄。大事に使いますね。」
 
 
 
 
悟浄すいませんね、気使わせて
それはいわねぇ約束よ。給料日前だけどな(泣)
ほんと、すいません(汗)25日過ぎに産まれてくれば良かったですね...
それってもっと高いモノよこせってこと?
ちっ違いますよ。それじゃ僕がまるで腹黒いみたいじゃ...
しっ!それ以上言わねーの........もっといいもんヤルから.....
いいもんですか?
ねぇ、もっとこっち来てよ....
八戒......
ねぇ......
 
悟浄.......
XXXXXXXXX

 END
 

チキさま!どうやら無事に終わりました(笑)誕生日!無理矢理こじつけて祝っちまった感じ。
すいません、最後へたれ修理者の「はっか〜〜〜い」「ご〜〜じょ〜〜〜」が浮かんできて自粛。
xxxxxxの部分はご想像に、ちゅーか誰か書きませんか、エロ甘(笑)

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管理人のコメント

伊豆さまありがとうございます!
「瓢箪屋敷」で8100番を踏みましたらキリ認定して下さいまして、
こんなステキな小説を頂戴しました。
こんな風にふんわり、いつまでも続くような幸せに包まれたはちとごじょ、大好きです。